嫌われた監督を読んで

結果を出すために合理的な判断を続けた結果、世の中から嫌われた監督の話。

この本を一言でまとめるとこうなる。

 

契約内容が優勝なので、優勝するために行動するのは何も間違いではない。

ただ、野球というのはショービジネスという側面もあるので、そこでファンや経営者との軋轢を生んでしまった。

 

自分が仮に同じ立場だったらどうするだろうか。と考えたときに

落合監督ほど合理的な判断に徹することはできないだろうな。と思った。

 

生きている間には評価されない。

と諦めの境地にあったようだが、こうやって評価されたのは良かった。

 

仕事に活かせる部分としては

・成果や能力について常に観察をする。

 特に、今まで出来ていなかったことが出来なくなった場合は要注意。

 

・成果や能力に対して冷静に判断をする。

 状況に対する判断で、私情や感情は入れない。

 

・プレイヤーの自立を促す。

 安易に答えを出さず、自分で考えさせる。

 考えさせるための状況を作る。

 

・契約が大事 

 契約内容を達成するために何をするべきか?を考える。

 ファンサービスなどは契約範囲外

 ※それを求めるなら契約内に入れるべき。

  ただ、ファンの満足度なんてどうやって数値化するんだという話。

  アンケートか。それを誰がするのか、、

 ※サラリーマンの場合、契約外の根回しなども必要になる場合もあるとは思う。

 

書くのは簡単だが、これを常に実行してきた結果、あれだけの好成績を残せたのだと思う。