今年を振り返る

今年はひたすら新宿御苑で読書をした年だった。

読書をした結果、仕事・プライベートで成長を感じれた一年だった。

多分50回以上は行っていると思う。

一年間、植物の移り変わりを同じ場所で見続けたのがとても感慨深い。

 

その他に思い出せる出来事を羅列していく。

 

・嫁と同棲した

 結婚してから6ヶ月間、諸事情で別居していたが4月に同棲した。

 特に問題もなく(多分)、地理的に発見・刺激が多く引っ越して良かった。

 お互いの家を行き来しており、それはそれで楽しい面もあったが

 移動するタイミングの判断や移動の負担が無くなったのは大きいと感じる。

 

・大阪をちゃんとぶらぶらした

 大阪を自転車で散輪?した。

 歴史的建造物を巡った。

 大大阪時代があったということを知る。

 

・昔住んでいた神戸、広島、佐賀へ行った

 ただただエモかった。

 これも自転車で行った。自転車最高。

 

・子供ができた

 妊活はそれなりに時間がかかると思いきや、すぐに出来た。

 生まれるまで安心はできないが、順調に育っている。

 

シュノーケリングをした

 去年から継続してシュノーケリングをした。

 熱中とまではいかないが、今後も夏に継続していきたい。

 

・御嶽渓谷にちょいハマりした

 何をするでもなく、折りたたみ椅子と扇風機を持って行って読書と景色を楽しんだ。

 

・台湾に行った

 日本統治時代の建物を見てまわった。移動手段は徒歩。

 色々考えさせられることが多かった。

 二日間、ビーサンで50キロ歩いたら足が壊れた。(恐らく疲労骨折)

 歩きながら足のマメが潰れる経験は初めてだった。

 

・長崎へ行った

 10年以上前に行ったことがあるが、その時は軍艦島を見たぐらいだった。

 今回ちゃんと観光したが、興味の幅が増えた。

 島原鉄道が印象深かった。

 

・京都はやはり良い

 神社仏閣はあまり見ず、鴨川沿いや街並み、本屋や銭湯を楽しむ。

 ある食堂で祖父の訃報を受けたが、その店の風景は一生忘れられないと思う。

 

・祖父が亡くなった

 直後は大往生だと思い、そんなに辛さは無かったが

 時間が経つにつれ、もう会えないのかという悲しさが出てきている。

 ひ孫の顔は見せられなかったが、喜んでくれていたみたいなのでよかった。

 

・自転車事情

 最近はロードバイクに乗らず、ブロンプトンに乗るようになった。

  ・トラブル時に他の交通手段で気軽に帰れる

  ・街乗りが増えたので小回りがきくのが便利

  ・折りたたみ椅子で気に入ったところで座りたい

 というところが要因か。

 何より、100キロ以上を走ろうという気力が湧いてこないのが正直なところだ。

 渋谷、原宿、外苑、新宿を周るサイクリングコースが出来た。

 若い頃に遠出してまで喜んで行っていた場所を、自転車で日常的に走るというのが感慨深い。

 

・中央線文化にはそんなに興味が持てなかった

 中央線文化とは?と聞かれても答えられないし

 なんでそう思った?と聞かれても言語化できないが

 なんか合わないな、、と思ってしまった。

 中央線文化というより、中央線の周りを自転車で走ってもあんまり楽しくない?が正しいかもしれない。

 自分で書いてても酷いと思うが、今後変わることがあるのかもしれない。

 

弓道は始めなかった

 調べてみると、人付き合いが必要そうで手が出なかった。

 

ボルダリングをしなくなった

 引っ越す前は近所に好きなタイプのジムがあったが

 引越し後はそんな条件のジムはなくほとんど行っていない、、

 ただ、たまに行くとめちゃくちゃ楽しい。

 コツを知っている分、身体が出来ていないくても無茶ができるのは要注意か。

 

カヤックに乗らなかった

 乗りたいんだが、乗るまでのアプローチがめんどくさいというのがある。

 あと、現状これで得たいと思ったもの(自然の中で本読みたい)がインスタントだが新宿御苑で得られている。

 

・今年のベストバイ

 AirDogの折りたたみ扇風機

 家でも外でも活躍してくれた。

 リチウムイオン電池を使っているので、耐久性が無さそうなのが気になるが実用性はすごい。

読書熱

ちょっと前まで、読みたい本が無くて辛いという状態だった。

最近、本を読んでいるのが一番楽しい。

 

読みたい本が有るというのは、興味の幅が広がった証拠なんだと感じる。

読みたい本が無いというのは、世の中を知ったつもりになっている状態だった。

 

ある人は、儒教には死生観がない。と書いた。

幸い、それによって迷うということは無いが、確かにそういう考え方もある。という観点ができた。

 

ということを、考えられることに幸せを感じる。

10年以上ぶりに新聞をとってみた

日経新聞の電子版を使ってみた。

 

背伸びして読んでいたなーと、昔の自分に対して微笑ましい気分になった。

最初は一つ一つの記事を舐めるようにして読んでいた。

視野が狭い状態で、わかったつもりになって読んでいた。

そんな中、私の履歴書瀬戸内寂聴の奇縁まんだらは人生の追体験ができるので面白かった。

 

原理原則、セオリーをおさえればリアルタイムで情報を追う必要は無いし、時間の無駄では?

時事ネタを話題に出してくる人に対して、それ知らないからまず教えてください。

から進めて、ちゃんと説明できる人と話すのが効率的なのでは?(適当に話してる人と話す価値はない。)

そもそも、新聞に書かれていること=正確な情報であるという思い込みが危ないのでは?

と、相当ナマイキかつ傲慢な大義名分を持ったのと、引越しを機に読むのをやめた。

 

とかっこつけてるが、めんどくせーと思ったのが正直なところ。

正直、困ることも無かったし今でも悪い考えではないなと思う。

ネットニュースで、ある程度の情報収集もできる。

 

ただ、改めて読んでみると面白い。

なんで面白いと思うか考えてみた。

 

・経験と知識の量が増えた。書かれている内容を昔より理解できるようになった。

・仕事に活かせそうな共通言語を持てる。

・読むのを習慣化することで、自分が興味のない情報に対するアンテナができる。

 →視覚的に世の中の重要度がわかるのと、強制的に視界に入るのが良い。

  新聞紙に慣れている人は紙面ビューアーの方が良いと思う。

 

あと、新聞紙を捨てるのがとにかく面倒くさかったなと思い出した。

通勤電車で、人の迷惑にならないよう折りたたみながら読むのを見よう見まねでやってみたり、、

良い時代になったものだ。

新橋から方南町へ引っ越す

3年半くらい新橋に住んできたが、結婚を機に4月で引っ越すことになった。

お互いの勤務形態などを考慮して、方南町に住むことにした。

 

正直なところ、新橋は本当に気に入っているのでもっと住んでいたかった。

 

ボルダリングジムが近所にあり、充実感を得られたし健康維持ができた。

 

日比谷公園や、皇居の公園に気軽に行ける。

都会の中心にいながら、自然を感じられる贅沢があった。

 

あと日比谷公園は18年前、最初に配属された職場の近くで、あの頃は新橋に住むとか想像も出来なかったな、、

という感慨深さや、初心を忘れないようにしよう。という意識を持てた。

 

夜のサイクリングで銀座のメインストリートを神保町や上野まで走って、皇居の通り?を走って帰るのも気持ちよかった。

交通の便がとても良いのと、自転車に乗れば歴史を感じられる場所へ気軽に行けた。

いろいろな発見から、日本をより好きになれた。

 

ただ、矛盾するようだが飽きもあった。

ちょっと寂しいが、新しい生活も楽しみだ。

今の時点で何をしたいか?を備忘として残しておく。

 

・サイクリングルートの発掘(変化を楽しみたいので渋谷交差点、表参道をルートに加えたい)

新宿御苑の活用

・西側(武蔵野?)の歴史発見

・中央線カルチャーの調査

ボルダリングの頻度を下げて弓道を始める

8年ぶりに新宿御苑へ行った

8年前は日本庭園に主眼を置いて行った。

当時の印象としては、正直イマイチだなと思った。

また、西洋庭園(というか芝生)の方は自然を征服しようとしていてしょうもない。

という考えだった。

 

8年ぶりに行くと、なんて素晴らしい場所なんだと思った。

しかも、日本庭園より芝生の方がいい。と考えた。

この価値観の変化に驚かされた。

 

最近、諸行無常という言葉を実感する。

11年ぶりに沖縄へ行った

久々の沖縄はやはり暖かかった。

 

辻という場所に連泊したが、ホテルの周りがソープランドだらけで驚いた。

ただ、地元ならではの店や、なぜソープランドだらけなのか?などの発見が多かった。

 

国際通り周りをちゃんと歩くと、ディープスポットがあり刺激的だった。

日本ではないような景色があった。

 

島を車で一週したが、これを自転車で走ったのかと驚いた。

今となっては絶対やろうと思えない。

若さと勢いというのは凄い。

 

残波岬は不思議なことに全く記憶がなかった。

 

辺戸岬へ向かう道、国道58号線はやはり良かった。

海を横目に走るのが最高に気持ち良い。

 

辺戸岬の売店は壊れたのは知っていたが、新しくなった建物にも、おそらく机は流用されていた。

この中のどれかを使って寝たのかと感慨深くなった。

 

奥共同店は思ったほど記憶に残っていなかった。

村をふらふら歩いたが、沖縄らしい古い建物が多くあり最高だった。前回の旅では気づけなかった。

運転する時に楽なので、島ぞうりを購入したが大正解だった。

あとは値札に三文字ほどのカタカナが書かれており何かと思ったが、数字を表すとのこと。

 

三原共同店はそれなりに記憶に残っていた。

店の前にある机で、昔と同じく地図を開いて懐かしい気分に浸った。

昔、辺戸岬からここまで走って凄い充実感を感じながら、初めてのオリオンビール海ぶどうを食べた。

また同じ場所に行けたのは感慨深かった。

 

記憶が曖昧だったんだが、ちゃんと伊計島まで行っていた。

今なら嘘だろと思うような行程だ。

防波堤?に描かれた絵は上書きされているようで、昔見た絵は無かったようだ。

 

ひめゆりの塔は何度見ても悲惨だった。

こんなことが二度とあってはならない。

ひめゆりの塔の前で、笑顔で写真を撮っている日本人と思われる家族がいた。

この国は大丈夫なのか。と憂いてしまった。

 

首里城は全く記憶がなかった。

城がないので、思い出すことも出来なかった。

形あるものは大事なんだなと実感した。

 

全体を通して、燕岳の時も驚いたんだが、11年も経つと記憶がほとんどない。

車で移動したからというのもあるかもしれないが、記録を残すという大事さを再確認した。

 

あとは初めてレンタカーを借りて、久々に運転をした。

最近の車の運転のしやすさに驚く。

また、運転がとても楽しかった。

これは趣味にしてもいいかもしれない。

11年ぶりに沖縄へ行こうとしている

11年ぶりに沖縄へ行こうとしている。

 

あの頃何があったか?を思い返しておくと面白そうだなと思った。

 

沖縄を自転車で一周したら面白いのではないか?

実家は熊本なので、ついでに帰省したら効率的だ。

よしやるぞと3日前に思い立ち、ブロンプトンを買った。

今思えば、ブロンプトンを買うための大義名分だった気もする。気もするというかそうだったw

 

金が全然なく、テント積んで野宿というスタイルだった。

モバイルバッテリーも今ほど充実してなくて、必要な時だけiPhoneを起動して頑張っていた。

道路が白っぽく、アスファルトとは違うのか?と思った。

米軍基地があり、戦闘機が飛んでた。

年末年始で行ったが、この時期の沖縄は天気が悪かった。

夜に辺戸岬に向かったトンネルが静かすぎて怖かった。

今は無いみたいだが、辺戸岬の売店の机で寝た。夜中に子供?が沢山きて起こされた。あれは何だったんだろうか。

島の右側の不安感がすごく、奥共同店で食べ物を買い込んだ。

天然のヤンバルクイナ見えないかな?と思ったが見れなかった。

しばらく人里離れた感じの道を走った後に寝床を見つけて、共同店でオリオンビール海ぶどうの存在を知らない状態で食べて感動した。

後日(というかだいぶ後)、その共同店が世田谷ベースに出てて驚いた。

晦日に公園でテント張って寝てたら、輩がテントをノックしてきたりした。無視したら何もなかった。

どう見ても飲酒運転してるオヤジがコンビニにいた。

平和公園?みたいなところで、遺族の名前が羅列されている石を見て悲しくなった。

一週達成間近、ひめゆりの塔に行き厳かな気分になった。

燃える前の首里城に行った。

 

振り返ると、記憶に残る出来事が次々出てくる。

今見ると笑えるが、奥共同店とかちゃんと食べ物を買わないと死ぬかもしれない。とか本気で思っていたw

なんて豊かな経験をしていたんだろうと、過去の自分を率直に羨ましく思ってしまった。

11年ぶりの沖縄で、振り返りと新しい発見をしたい。