片頭痛

片頭痛持ちだ。

 

若い頃は悪寒や吐き気、目の奥が抉れるような痛みに悩まされた。

死んだ方がマシなのでは?というレベルの苦しみだった。

 

兆候はあり、光や匂いに敏感になり、ハイテンションになったりする。

頭痛の直前に、閃輝暗点というチカチカしたものが視界に入る現象が起こる。

 

これが無ければ最高だったなと思う反面、これを経験して良かったと思えるようにもなった。

これを経験していないと、片頭痛だからきついと言われてもとはいえただの頭痛でしょ?と片付けてしまっていたと思う。

 

実際に経験しないと、人の痛みはわからない。

また、この頭痛の前後で起こるハイテンション(多幸感)が人生を好転させてくれたこともあった気がする。

災い転じて福となす。

 

今は痛みに鈍感になったのか、そんなに辛くはなくなった。

歳をとるのも悪くないというのが、明確に感じられる珍しい現象だ。